ころわん館長日誌 2007年2月・3月・4月

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2007年4月25日 「最近観た映画」

・「影武者」(1980) 監督:黒澤 明

・「用心棒」(1961) 監督:黒澤 明

・「椿三十郎」(1962) 監督:黒澤 明

・「羅生門」(1950) 監督:黒澤 明

・「死に花」(2004) 監督:犬童 一心

・「東京原発」(2002) 監督:山川 元

・「どら平太」(2000) 監督:市川 崑

・「悪霊島」(1981) 監督:篠田 正浩

・「たそがれ清兵衛」(2002) 監督:山田 洋二

・「隠し剣 鬼の爪」(2004) 監督:山田 洋二



2007年4月24日 「トケイ」

館長の時計は緑色のG-SHOCK。

高校1年の時に買ったから、人生の半分を一緒に過ごしていることになる。

17年−。

他にも時計をいくつか持っているけど、気がつくと、こいつを腕にはめている。


この前、ヒビが入っていることに気がついた。経年による劣化ということになる
んだろうけど、それだけ使っていたんだなあ。



2007年3月27日 「とりぱん」

漫画、最近、読んでいなかった。(いつからだろう?)

心アツクしてくれる作品はないだろう、とヒトリ勝手に思っていた−


先日、ふらっと立ち寄った喫茶店で「週刊モーニング」というマンガ雑誌を読んだ。
自分が高校生の時、「週刊ヤングサンデー」と一緒によく読んだ雑誌だ。

読んでいて、館長は「とりぱん」という作品に猛烈、強烈に感動した!

身近に飛来する野鳥の行動を詳細に、時にユーモラスに描かれているのだが、
その行動やしぐさが、なんとも人間くさくて、面白い。わはは。


とりかく、いやとにかく、「とりぱん」、おすすめのマンガ作品である。



2007年2月27日 「プロ」

この人はプロだ、と思う瞬間。
それは、その人がその仕事に対して余裕を持っていると感じたとき。

(余裕ってなんだろう、辞書には「あせらずゆったりとしていること」とある)

「ルパン3世」や「トゥームレイダー」のアンジェリーナ・ジョリー他、映画やマンガ
の主人公が演じる仕事振りがカックイイ!と感じるのは、この余裕さにあると思う。

逆に、オデコに汗を浮かべて目線はアチコチ、イワユルソノ、テンパッテいては、
プロとは、呼べない。

だからプロになるには、ただ仕事を覚えるだけではなく、自分なりの創意工夫を
重ね、色々な文献を調べたり、人の話に耳を傾ける素直さ、柔軟性を持ちつつ、
自分のスタイルを確立し、更に努力し、汗を流し、暗闇の中でもできるくらい練達
をして、筆を選ばず、いつどんな時でも最高の作業やサービスを提供できる準備
を整えておかなければならない。

そしてその準備が整ったとき、はじめて人はその人に「余裕」さを感じプロとして
認めてくれるのである。



2007年2月13日 「アイ」

昨日は祝日ということもあって、比較的空いていた電車内。
買い物帰りや、旅行の手土産を両手に少々疲れ気味のカップルも目立つ。

二人がけのシート。ほっこりとして毛糸のセーターが似合う眼鏡をかけた
女性と、こちらも眼鏡をかけ、機械に詳しそうな男性が、窓際にドリンクを
置いて、仲良く会話をしている。

彼は、流れる夜景に目を移し、彼女も後に続いた。
しばらくして、彼にもたれるようにして彼女は眠った。

二人の両手は、お互いをしっかりとつないでいる。

そのまま彼はしばらく外を見つめ、そして目を閉じた。

美しい。

アイというものを、目に見える形で見せてもらったような気がした。



2007年2月6日 「シャナイ」

地下鉄。ゆれる車内。混雑はそれほどしていない。

ぼんやりとドコカをみていてふと、少し向こうにいる、一人の女子高校生に目がとまった


タン、タン、タン。彼女は体でリズムを取っている。

ミュージックプレーヤーでも聴いているのかな、と一瞬思ったが、イヤホンをしていない。

なんだろう? と思って、一歩前に出て、彼女の手元を少し覗き込んだ。


たくさんのオタマジャクシが並んだ5線譜。

上のほうには「白鳥の湖」と書いてある。

テストに出るのか、発表会があるのか。

騒音激しい地下鉄車内で、彼女の耳の奥では、優雅な音楽が鳴り響いている。


なんて素敵なんだろう! 僕は目的の駅に着くまで、聴こえない彼女の音楽に耳を傾けた。



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